ささやき戦術などに代表されるトリックプレーで知られているが、現在で言うところの倉義和並みかそれ以下の打撃成績ながら10年近くもレギュラーの座をキープし続けていることからも分かるように、捕手としての腕は確かであった。
もっとも、入団当時は他の選手と比べてもかなり技術は低かったらしく、人一倍努力していたという。
体にかすってもいないボールを「当たった!」と言い張り何度も出塁したことから、「グラウンドの詐欺師」と呼ばれた。
サヨナラインフィールドフライ事件を起こし、翌年以降の野球ゲームにインフィールドフライ機能が実装されるきっかけとなった。
前述のデッドボールがらみの話や後述のささやき戦術などネタエピソードには事欠かず、プロ野球珍プレー番組では宇野勝とならび常連である。
現役を退いた後は、監督・コーチ・解説者として活躍。
解説者としては、軽妙な語り口と、時折飛び出す金言には定評がある。
選手時代は、数々の逸話を残してくれた達川選手ですが、解説者になってからは予想がことごとく外れるという「フラグ立て職人」として話題になっています。
8月12日に、連敗続きの読売の澤村について「このままではプロでは通用しませんね」
その結果がこれ↓
沢村は今季29試合に登板し、200イニングを投げ、11勝11敗。リーグ3位の防御率2・03をマークした。
新人王が投球回200イニングを超えたのは、セでは1964年の高橋重行(洋)以来、巨人では62年の城之内邦雄以来、セ・パ通じてだと90年の野茂(近)以来だ。
8月15日に「ズバリ言いますよ。中日(この時点で4位)の今年の浮上はありません。」と断言。
その結果がこれ↓
10月6日のカープ戦に勝利し、レギュラーシーズン残り13試合目で首位に浮上した上で、リーグ優勝
古巣カープとの試合で首位浮上というおまけ付き。
10月19日の中日-ヤクルト最終戦でセ・リーグの覇者が決まる」
その結果がこれ↓10月18日に横浜スタジアムで行われたベイスターズ戦で延長10回、3-3の引き分けで2011年度のセントラル・リーグ優勝を決めました。
セのCSは「2戦目を取った方が優勝」
その結果がこれ↓
ファーストステージ 第2戦(10月30日)
●東京ヤクルト 2-6 巨人○(明治神宮野球場)
第2戦は、巨人が勝ちましたが、最終的にはヤクルトが2勝1敗でファイナルステージ進出。
(ファイナルステージ)第2戦(11月3日)
●中日 1-3 東京ヤクルト○(ナゴヤドーム)
なんとファイナルステージでも、第2戦はヤクルトが勝ちましたが、最終的には中日が3勝2敗で勝ち抜け。
パのCSは西武が「旋風を巻き起こす」
その結果がこれ↓
ソフトバンクが3連勝で、1勝のアドバンテージを含む4勝0敗で西武を降した。
ソフトバンクの前にあっさり敗退です。
しかも、クライマックスシリーズファイナルステージを無敗優勝を決めたのは、2007年・セ・リーグファイナルの中日以来2度目、パ・リーグでは2006年リーグ優勝決定プレーオフ・セカンドステージで日本ハムがアドバンテージ1勝分を含めた3勝(実質2勝)でソフトバンクを下して以来(現行の制度下では初)となった。